苦悩する「銀座松屋」(デパートめぐり編)
「森資産会計」税理士 森賀津雄です。
大丸・松坂屋の統合で2012年には松坂屋銀座店は建て替えで新店がオープン、その前の2010年には三越・伊勢丹の統合で、伊勢丹主導により三越銀座店が25,000㎡→50,000㎡へ増床されます。
松屋の苦悩は、①銀座通りに面する三店のうちライバル二店が増床・新店建設が予定され、②そのうちの最大のライバルである三越銀座店が「身内」とも思っていた伊勢丹と統合し、増床後の店舗は伊勢丹主導であることがわかったことです。
「銀座に出ることになったので、いろいろと教えてほしい」と伊勢丹が松屋に持ちかけたところ、松屋は即座に断ったそうです。伊勢丹はうまく縁切りをするため、松屋にこう言ってほしかったに違いありません。松屋は子どものような返答です。考えないで経営をしてきたので「したたかさ」がまるでありません。
松屋が身売りをするなら三越銀座店増床前の2009年までにすべきでしょう。松坂屋銀座新店開店後の2013年ではだいぶ企業価値が異なっているはずです。百貨店形態では暗い前途しかありません。隣の事務館を建て替え、高級品だけにシフトしたヨドバシカメラを誘致し、集客するのはどうでしょう?
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